社会人で長期休暇を取得するなら
社会人になってから自分の都合で長期休暇を取得しようとしても認められないことは多いです。企業では介護休暇や育児休暇、出産休暇などが法定されていますが、現実的には長期的に人材が不在になるということはその分の人件費が別途発生することになりますし、そのための採用活動や面接、仕事を覚えてもらい慣れるまでバックアップサポートが必要になり、ほかの人の負担も増加することになるからです。そしてせっかく仕事を覚えて慣れたところに長期休暇を取得した本人が戻ってくることで採用された方もスキルアップが難しくなるのです。
企業はもともと取引先との関係もあり、長期休暇を取る前提となっていないため、自分の都合で休みを取れるのは有給休暇のみになります。消化することを推奨されていますが、現実には難しく土日を含めたり、ゴールデンウィークなどにプラスしたりするくらいにとどまります。それでも事前に社内調整が必要となりますし、業務によっては自宅からあまり離れたところに旅行に行くこともはばかられる雰囲気があります。社会人になっても自由に旅がしたい、ボランティアをしたいという人はあらかじめ就職する前に会社がどんな休暇を推進しているのかを調べておくことも手段として考慮すべきです。ボランティアなどについては積極的に認めている会社もあります。またお盆と年末の休暇が確保されていれば、休みをまとめて取りやすくなります。どうしても長期で海外に行きたい、国内旅行がしたいということが前提に来るのであればまずは会社の体制を見るように心掛けるのも良いかもしれませんね。